【认知】アイスランド政府に聞いてみたアイスランドの法律妖精遺産保護法って?
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21世紀の現代においても北欧アイスランドでは「妖精」エルフが人々の生活ので大きな存在感を放っています。民の半分が妖精の存在を信じていると言われるこので「エルフのたたり」と噂される事件が起こり話題になっています。
事件の舞台となったのはシグルフィヨルズルSiglufjordurというアイスランド北部にある街。
ニシン漁が盛んな漁港を持つ普段は閑静な場所です。そんなシグルフィヨルズルの雲行きがあやしくなったのは2015年8月のこと。街を通る道に山からの土砂崩れで大量の泥土や岩が堆積してしまいその撤去には工事用の重機が必要となりました。その土砂撤去の際道脇にあった「エルフの岩」elfin lady stoneを土に埋もれさせてしまったのが悲劇の始まりだったそうです。
土砂崩れが片付いてほっとしたのもつかの間今度は道が浸水してしまいます。再び工事が必要になりましたが作業にあたったメンバーたちにのに負傷者が出てしまったのです。作業員のみならず重機にも故障が多発。更にはその噂を聞きつけて取材にたジャーナリストが浸水した道路の泥水に落ち囲の人々に引き上げてもらうという事件も発生します。
度重なる事故や災害を憂慮したアイスランド道路管理局Iceland Road Administrationはとうとう「エルフの岩」の掘り出しを決めました。それが2016年8月に無事に掘り出され高圧洗浄機できれいに泥も洗い流されたのだとか。
これで無事に一件落着してもう厄災は起こらないといいですね。???と記事を締めようかと思ったところ意外なものが筆者の目を引きました。
それは参考として読んだ記事にさりげなく書かれていた「a law to protect Iceland’s elfin heritage」という言葉。なんとアイスランドには「エルフの遺産を保護するための法律」があるというのです! シグルフィヨルズルの「エルフの岩」を掘り出すことになったのにもこの法律が関係していたようです。俄然興味をそそられた筆者はいくつかの英語サイトを回遊しこれについて調べてみたのですが2012年に制定されたという以上の情報は見つかりませんでした。それでもあきらめきれずアイスランドの「」Ministry of Education, Science and Cultureに問い合わせをしてみたところ丁寧な返信をいただけました!
担当の方曰くそれは2013年1月に発効された文化遺産と考古学的に意義のある場所を保護する法律の一部なのだとか。そしてその法律の3条F項に「昔ながらの言い伝え民俗民話習慣に関連する場所などを保護する」という項目もあるそうです。この法律に英訳はなくアイスランド語での記載のみだそうですがご丁寧にアイスランド語の全文も添付してくださいました。お忙しいところありがとうございました!
シグルフィヨルズルの「エルフの岩」もエルフの言い伝えと密接に結びついているのでこの保護法に該当したのですね。そして文化的?考古学的に意義のある場所とエルフ関係の遺跡が同等に保護されるなんてさすがアイスランドです。
実は筆者もアイスランドを旅したことがあるのですが人口約33万人のさな島に雄大な自然と北欧らしい美しい街並みが存する素晴らしいでした。そういう場所に住んでいると人智を超えたエルフという存在を身に感じられるのもわかる気がします。そして政府直々に問い合わせに答えてくれることからも分かるように人々がとてもフレンドリーなでもあります。
もし忘れられない旅行がしたければぜひアイスランドも目的地の候補にしてみて下さい。
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